放射線科の紹介

当院の放射線科は、患者様にリラックスして検査を受けて頂けるよう診療放射線技師一人一人が知識と技術を集結し、心のこもった対応を心がけています。

また、めまぐるしい医療の発展に対応出来るように、日々研究、研修も積み重ね、適切な画像診断をお届けできるように努力しています。

放射線科による業務は、胸部、腹部、全身骨などの一般撮影、乳がんの正確な診断には欠かす事の出来ないマンモグラフィ装置、3次元処理が可能なマルチスライスCT、1.5テスラMRIによる全身撮影、心臓カテーテル検査、血管造影などの治療目的の検査、胃透視、注腸等の消化管造影検査、手術室においてのX線撮影、透視などがあり、現代医療の場では欠かす事の出来ない重要な位置を占めています。

コニカミノルタ AeroDR システム

コニカミノルタ AeroDR システム

2011年にはPACS(横河ソリュージジョンシステム)を導入、モニター診断により医療環境の効率化を図るとともに、より画像のクオリティーを高める事が出来るようになりました。

近年医療画像のデジタル化に伴い膨大な医療画像情報の保管も行う事が可能になり、今後の診療に多きく貢献出来ると考えています。

*2016年9月よりCRシステムからDRシステム(フラットパネル)に変更し、撮影時間の短縮と被ばく線量の軽減が、さらに向上させました。

CTについて

hou_ct当院では、64列マルチスライスCT(PHILIPS社製 BrillianceCT64)を使用しています。

X線管球が体の周りを回転して収集された情報をコンピューター解析し、体の輪切りの画像を作る装置です。

現在ではマルチスライスCTが一般的になりつつあります。

4列、8列、16列、64列と種類があり、多列化が進むにつれて、1回で撮影できる範囲が広がり、検査時間も短くなってきました。

当院で稼働する64列マルチスライスCTでは、胸から骨盤にかけての範囲を検査したとしても、約10秒程度の撮影時間で終了します。

従来のCTでは、心臓のように動いている臓器の血管を撮影することは困難でした。

64列CTでは、心臓の検査を7~10秒の息止め時間で行う事が出来、短時間で済むため患者さまの負担を大幅に軽減することが可能です。

”Philips社製Brillance64”は、Beat to Beat Delay Algorithmというメカニズムを持った64列マルチスライスCTです。

このBeat to Beat Delay Algorithmというメカニズムは、心拍が不整脈によって変化しても、それに追従してCTが機能するもので、心臓領域ではトップ・ブランドであるPhilips社が有する国際特許です。

このメカニズムにより心拍数が不整であったり、脈が速すぎたり遅すぎたりしても、ほぼ正確に冠動脈の狭窄度を検出することができます。

従来の画像診断装置では困難であった無症状の心血管の狭窄を早期に発見したり、カテーテル治療のフォローアップ検査装置として期待されています。

MRIについて

当院では、米国General Electric社製 SIGNA Infinity EchoSpeed Plus 1.5T を使用しています。

hou_mri磁気共鳴断層撮影装置(MR)とは?

強い磁石と特殊な電波の力により人体内部の構造を鮮明に見ることができる装置で、超電導磁石と高性能コンピューターを用いた最新の医療画像診断装置です。

頭部領域の小さな疾患や整形外科領域、腹部領域、循環器領域などの全身部位の診断ができます。

放射線を用いてないので、従来放射線をあてたくなかった部位の検査も安心して行うことができます。

検査はベッドに横になっているだけで体の向きを変えることもなく、検査による苦痛もありません。

RIについて

hou_ri核医学検査はアイソトープ検査またはRI(アールアイ)検査とも呼ばれ、特定の臓器や組織に集まりやすい性質を持った放射性の医薬品を患者さんに投与します。

投与された放射性医薬品が、目的の臓器や組織に集まったところで、そこから放出される放射線(ガンマ線)を専用のガンマカメラを用いて体外から検出し、その分布を画像化します。

CT検査やMRI検査は、主に臓器の形態の異常を調べるのに対し、核医学検査は、投与された放射性医薬品の分布や集積量、経時的変化の情報から、臓器や組織の形態だけでなく、機能や代謝状態などを評価することができます。

AG・心カテについて

hou_ag当院の血管撮影室には、最新型DSA搭載の血管撮影装置が設置されています。

この装置は、従来の血管撮影装置に比べ危険性や、患者様の苦痛が非常に少なく、一般検査として広く使われています。

また、デジタルによる自動化技術により、短時*間で高精度の検査・治療が実現されました。

そして、検査結果は履歴として保存され、次回検査の際、比較診断が出来る事で、より精密な結果が得られます。

TVについて

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デジタル多軌道X線TV装置

X線TV装置(DR-1000X)

X線TVとは、X線を使用し透視撮影する装置です。

当院では、バリウム等の造影剤を使用して消化管(食道・胃・十二指腸・小腸・大腸)の検査を行っています。

一般撮影について

img_3857一般撮影は、患者様が最初に受ける最も身近なX線検査です。健康診断等で胸部X線撮影を受けたことがあるのではないでしょうか?一般撮影では主に胸部や腹部、骨等の写真を撮影します。

昨年より、当院ではDR(フラットパネル)システムを使用し、デジタル画像として運用しています。

これにより、従来よりも被ばく線量を抑えながら、安定した画像をより早く確認し、提供できるようになりました。

また、*DRワンショット長尺撮影装置の導入で、1回の曝射で全脊椎、全下肢が歪の少ない画像が撮影でき、整形外科領域の高精度計測をサポートしています。

なお、PACSも活用していますので、院内のどこででもモニター画像を確認することができ、迅速に対応できるようになっております。

マンモグラフィについて

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デジタルマンモグラフィ装置

わが国の乳がんの死亡数は年間1万人といわれて年々増加傾向にあります。

乳がんは、自分で発見することのできる唯一のがんです。

病院で乳がんと診断された女性の約90%は、自分で「しこり」を発見して受診した人なのです。しかも、早期発見できれば、治癒率はほぼ100%。

乳がんの若年齢化が進んでいる現在、自分にどの程度のリスクがあるのかを知って、遅くとも30歳になったら自己検診、確実に見つけるにはマンモグラフィ検査をお勧めします。