医療機器の共同利用とは、当院で保有している高額医療機器を地域の先生方(診療所・病院)に利用していただき、診療に役立てていただくシステムです。利用される患者さまは、当院では検査のみを行い当院医師による診察は一切行いません。
また、診療情報提供書や紹介状といった書類は一切不要とし、あくまで検査のみを行うことを目的としております。会計やレセプト請求に関しては当院に検査依頼された医療機関で行うようにしており、検査後は速やかに元の医療機関にお戻りいただき診察を受けていただくという流れです。
今現在、32ヵ所(令和4年2月21日現在)の医療機関様にご利用いただいております。
近隣の医療機関関係者様でこのシステムにご興味がございましたら詳しくご説明させていただきますので当院放射線科までご連絡くださいますよう宜しくお願い致します。
宇和島徳洲会病院 放射線科
80列高精細CTが2019年10月より稼働開始
2019年10月より導入されたキャノンメディカルシステムズ社製Aquilion Primeは従来の装置に比べ、
検査全体の大幅な効率化が図られており、患者様の負担を減らすことができます。
高速ヘリカルスキャン+高速画像再構成技術
80列に検出器が多列化されたことにより、高精細でありながら160mm/sの高速撮影が可能となりました。
また、ノイズや被ばくを低減した状態での再構成において50f/sでの画像再構成が可能となり、
当院で患者様をお待たせする時間を短くすることが可能となります。
金属アーチファクトの低減(SEMAR)による臓器の診断域の拡大
腹部や頭部のコイリング、義歯、大腿骨γネイルなどの金属などによるアーチファクトを低減し再構成することで周囲の臓器などへの影響の少ない画像が提供できるようになります。
Dual Energy Scan
Dual Energy Scanでは、高エネルギーと低エネルギー2種類のX線エネルギーで、撮影を行います。2種類のX線データがあることにより、ビームハードニングの抑制や、物質の違いを描出することができます。
患者様の負担軽減
寝台最低高さが約43cmとなり、成人の膝下程の高さとなります。
従来の装置では約62cmで成人の膝上程であっためより寝台に腰掛けやすくなっています。
一般的なCT
3DCT
- お問い合わせ窓口
- 放射線科直通電話:0895-22-3117 (放射線科責任者:白井 陽介)