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掲載日付:2020.09.02

徳っ子見守り隊会報 2020-4号

第4回 新人研修が行われました。
今回のテーマは『輸液ポンプ・シリンジポンプ』。

講師は当院臨床工学士の五十嵐技師長さんにお願いしました。
輸液ポンプ・シリンジポンプの取り扱いついての講義の後に演習を行いました。


演習では輸液の準備、ボトルのセット、アラーム時の対応を行いました。
輸液の準備は皆さん、慣れた様子で行っています。




実際にセット操作を何度も繰り返して練習します。




シリンジポンプの操作ではシリンジの準備から初めての経験です。


皆さん、何度もポンプに触れ一つ一つ確認しながら操作を行っていました。
実践していくことで不安が解消され有意義な研修となりました。




一つ一つの操作を丁寧に、これからの業務に活かしていってくくださいね!!

掲載日付:2020.09.25

徳っ子見守り隊会報 2020-5号

第5回 新人研修が行われました。
今回は『メンバーシップ』『多重課題』について行いましたので紹介します(^^♪

初めに『メンバーシップ』『多重課題』についての講義があり、そのあと『多重課題』について事例を元にシミュレーションをしました。

『メンバーシップ』『多重課題』についての講義を受けています。


メモを取りながら集中して取り組んでいます。



入職してもう少しで半年になります。患者さんを受け持つようになり、責任を持って自己の業務ができていますか?(^▽^)/ 
4月に入職した頃より、少しづつ緊張もほぐれ、表情が和らいできたような気がしました(o^―^o)

今回行った、『メンバーシップ』では、新人として、自分のおかれている立場の役割を理解して看護することが学習できたと思います。
チームの一員として、自分がもつ力を十分に発揮して、責任のある行動がとれる看護師になってほしいと思います。



『多重課題』シミュレーションでは、病棟でもよくある、リアルな事例をもとに一人一人演習を行いました。


呼吸苦を訴える患者さんの対応をしています。


同室の患者さんの対応を行っている途中でクリップセンサーが鳴りました。 あわてて先輩看護師とベッドへ誘導します。


転倒している患者さんを発見!! 驚きながらも応援要請を行い冷静に対応しています。


転倒後、患者さんの意識レベル、症状、バイタルサインを測定し、リーダー看護師、医師への報告を行いましょう。


本日胃カメラ予定です。予定の時刻を少し過ぎて催促され、対応しています。 納得のいく丁寧な説明が大切ですね。


認知症、転倒リスクのある方のトイレ介助に付き添っています。


1人で対応できない時は応援要請をします。 忙しい時でも1つ1つ丁寧に対応しましょう。



多重課題に直面した際に大切なことは、優先順位をつけて行動することです。
優先順位をつけるポイントとして5つの視点を学びましたね。
『①救命』『②安全管理』『③報告と応援要請』『④時間管理』『⑤他の患者への配慮』です。
何が起こるか分からない状況の下、患者さんからの訴えや、転倒などの事象が起こり、戸惑いながらも、丁寧な言葉使いでの対応、リーダー看護師への報告、応援要請が出来ました。
また実際、患者役も経験することで、どういった対応が必要なのか、理解できたのではないでしょうか。

先輩からアドバイスをいただきながら反省会を行いました。



今回は、プリセプターも一緒に参加した研修でした。
プリセプターの方々も、プリセプターという役割を担ってまだ1年生です。
新人指導に日々奮闘の毎日だと思いますが、今回、新人研修に一緒に参加し、自分が新人だった頃が懐かしく思えたのではないでしょうか(o^―^o)
研修を受けている新人さんの姿をみて、今後の自部署での教育に活かしていってほしいと思います。
看護師1年生も、プリセプター1年生も、頑張ってくださいね(^▽^)

掲載日付:2020.09.29

【セラピスト特集➀】理学療法士のひたむきな挑戦  <6南:回復期リハ病棟>

宇和島徳洲会病院の回復期リハビリテーション病棟で理学療法士をしている梶谷将良です。



理学療法とは日常生活の中での基本的な動作(寝返り、起き上がり、座位、歩行等)の改善を図り、生活の質の向上を目的に介入します。リハビリする中で、私たちの徒手だけでは難しい事が多い為、道具や機材を使い手伝ってもらっています。いくつか紹介いたします。


【歩行補助具】
患者様一人一人の状態にあった歩行器を選び、また合う物がなければ外部の業者様からレンタルし、提供しています。
入院する前に家で使っていた物を当院に持ち込み、それを使って練習する事もあります。



【下肢装具(短下肢装具・長下肢装具)】
短下肢装具や長下肢装具は脳血管疾患の方に主に使用します。
以前入院していた方が実際に使っていた装具を最終的に使わなくなった為、誰かの為に使って欲しいという事で寄贈していただいた物もあります。




【HONDA歩行アシスト】
有名な車のメーカーが造られた歩行練習機器です。
中にモーターが内蔵されており、足を出したり戻したりとサポートしてくれます。
また、タブレットにより歩行時の左右対称性・可動範囲・歩行速度などを計測し、その場で確認する事ができます。




こういった道具や機材を用いて歩けるようにリハビリをしています。病気にかかってしまった患者様の大体の方は、まず歩けるようになりたいとおっしゃる方が多いです。

いきなりですが、私には信念があります。『歩きたいと望まれる患者様は何がなんでも歩かせてあげたい。』そう思うようになった出来事があります。
私が2年目のことです。歩いて家に帰してあげられなかった患者様がいらっしゃいます。入院当初から自分で起き上がる事ができず、装具を装着しても歩くことができなかった方がおられました。なかなか思うようにいかず、担当の患者様からは「お前はもう来なくていい」「あの人が担当なら歩けていたかもしれない」と言われたことがあり、私は、悩み、鬱になり、家から出られなくなった事もありました。そこからというもの患者様の前で笑顔を作ることができなくなりました。

同期や先輩方、他職種といった周りの支えがあり、患者様をよくしたいと思うだけではなく、患者様が生活の中で楽しみ、更に元の生活に戻っていただけるように、自分自身を犠牲にしてでも勉強し、知識を得たい、技術を磨きたいと思いました。
日々試行錯誤をしながらリハビリに取り組み、次第に日々の変化に泣いて喜んでくださる方や歩いて帰ることが難しい患者様も歩いて退院することができるようになり、退院後も会いに来てくださる方もいらっしゃいました。私自身も患者様と笑顔で関われるようになり、患者様の日々の変化に喜びややりがいを感じるようになりました。

現在、私は5年目となり、毎日しているリハビリ内容が正しいのか葛藤の日々ではありますが、1日でも早く患者様に歩けるようになっていただき、患者様が望んだ生活を提供できるように努力していきたいと思っています。

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