採用情報 - 専攻医

地方都市宇和島で長年研修医の先生方に接しながら思ったことです。「この宇和島での医療にこそ臨床医の原点があり、何とかここで臨床医を育てられないか」と考えた末に出来た総合診療プログラムです。
都市型で総合内科を研修して頂き、地域型では病気だけでなく家族や地域の背景を考慮し、こころが通じ合う、臨床医の原点である医療を体験しながら、総合内科よりももっと広い視野を持った総合診療医の育成を目指しています。

海の物とも山の物ともつかない、新専門医制度の第一期生として総合診療医を目指す諸君は、一体どこで研修すべきか悩んでいることでしょう。
古人曰く、これを如何、これを如何と云わざるものは、我、これを如何ともする無し。この言は、何かを学ぼうとする者に求められる時代を問わない真理である。要するに主体的に、問題意識を持って学ぶ気持ちがなければ、どんな優れた指導者もお手上げである。
そんな意欲ある諸君に応えられるだけの環境が宇和島に有り。

「宇和島のような地方都市や離島では、限られた医療資源の中でそれぞれの医師が幅広く疾患に対応しています。まさに総合診療そのものです。
患者さまを診ていく中で、ある程度の検査・処置の知識や技術は必要となってきます。超音波検査・内視鏡検査から小処置・手術まで、学びたいことがあれば、何でもサポートします！！」

「現在の高齢化社会では、寝たきりの患者さまも多く、褥瘡の防止は大きな課題となっています。当院は褥瘡防止に積極的に取り組み、H29年度は発生率0.63％、H30年度は発生率0.25％と高い成果を得ています。診療科の枠を超え、様々な課題に取り組み、まさに総合診療を実践しています。
当院の研修は、カンファレンスがとても充実しています。総合医局ですので、他科の先生にも気軽に何でも相談できる環境が整っています。」