医療ボランティア ~第22回全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」~
10月29日~31日に行われた第22回全国障害者スポーツ「いちご一会とちぎ大会」に愛媛県選手団(陸上競技)のトレーナーとして参加させていただきました。
愛媛県選手団の皆さん
本大会への理学療法士の派遣は、愛媛県理学療法士協会障害者スポーツ支援事業の一環で、私は今回初めて参加しました。
カンセキスダジアムとちぎ
開・閉会式および陸上競技が行われた会場
理学療法士としての主な活動は、選手の移動介助(車椅子使用者や視覚障害者の移動介助)や選手の体調管理(コロナ対策等)、選手のケア(ストレッチやアイシング等)、競技観察(競技中に起こりうるアクシデントの有無を観察)などを行いました。
選手のケアしています
大会期間中、大きな怪我をする選手や体調不良になる選手はいらっしゃらず、無事に活動を終えることができました。
全国障害者スポーツ大会は、障害のある選手が競技等を通じ、スポーツの楽しさを体験するとともに、多くの人々が障害に対する理解を深め、障害のある人の社会参加を推進することを目的として開催される国内最大の障害者スポーツの祭典です。
秋篠宮皇嗣同妃両殿下がご観覧
第1回大会は2001年に宮城県で開催されました。以降、オリンピック終了後に開催されるパラリンピックと同じように、毎年、国民体育大会終了後に開催されています。
開会式前のひととき
今大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響などにより4年ぶりの開催となりました。3日間の会期で開催され、全国から都道府県・指定都市選手団約5,640人が参加しました。
開会式 選手入場
いちごをモチーフにした炬火台に火が灯りました
陸上競技をはじめ、水泳やバスケットボール、ボッチャなど各競技で熱戦が繰り広げられました。
観覧席で競技観察する中、障害をものともせず全力で頑張る姿、そして競技後に満面の笑みで喜ぶ選手の姿をみて感動いたしました。
また、同じ障害を持った選手同士、そしてサポートをする健常者と障害のある選手が健闘をたたえ合う姿がとても印象に残っています。
大会を通じて、スポーツは障害のある・なしにかかわらず、全ての人が楽しめるものであることを改めて実感できました。多くの人々が障害や障害者への理解を一層深め、誰もが共に支え合う「共生社会」が実現することを願っています。
閉会式
選手の皆さん、大会運営に携われた競技団体、障害者団体、ボランティアの皆さん、大会に関わったすべての皆さん、大変お疲れ様でした。
来年は鹿児島県において「燃ゆる感動 かごしま大会」が開催されます。素晴らしい大会となることを楽しみにしています。
これからも障害者スポーツの普及・発展に尽力します!!