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掲載日付:2022.08.22

医療ボランティア  第15回書道パフォーマンス甲子園

今年も医療ボランティアとして書道パフォーマンス甲子園のお手伝いをさせていただきました。

当日は、朝6:00前に宇和島を出発し、『 聖地 四国中央市 』へいざ。

良いお天気で気温も高く、具合が悪くなる人がいないことを祈りながら伊予三島運動公園体育館に到着。



医務室に救急セットをスタンバイして開会から閉会まで大会を見守りました。



第15回大会は全国31の都府県から102校の申し込みがあり、地区予選を通過した20校が本選に臨みました。

各校の選手の皆さんが、笑顔で楽しみながら全力でパフォーマンスを行う姿に胸を打たれました。

今回はコロナ禍により、一般の方は観覧できなかったそうですが、一人でも多くの方に、選手の熱いパフォーマンスと渾身の揮毫をLIVEで観てほしいなと思います。


昨年は学校生活を題材にした作品が目についた記憶がありますが、今年は戦争をテーマに扱ったパフォーマンスが多いと感じました。

高校生の皆さんは世界の情勢に敏感です。
今実際に起こっていることに憤りを覚えたり悲しんだり、傷ついたりしているのでしょう。

「平和への祈り」が作品に込められています。

また、原点回帰という言葉が盛んに聞かれ、初心に立ち返り書とパフォーマンスを見つめ直したと思われる作品も目を惹きました。



本県から本選に出場した2校と優勝校のパフォーマンスを紹介します。


まずは、愛媛県立川之江高等学校。
8大会ぶり3回目の出場、おめでとうございます。

お芝居をパフォーマンスの軸にして、「様々な愛のカタチ」を表現したほんわかあたたかい作品です。
終始はじける笑顔でパフォーマンスする姿が印象に残りました。








続いて、愛媛県立三島高等学校。
いつもの伝統的な袴姿ではなく、シンプルな黒の衣裳の背中に光る水引に目が釘付けです。

三島高校のスタイルは本当に美しいと思います。
文字を書く人とパフォーマンスをする人の分担が分かれているのではなく、書とパフォーマンスとが一体となって全員で表現しながら書を創りあげる。そんな感じです。

はじめに淡い色で「思い」を込め、ラストでその思いを「刻む」迫力のあるパフォーマンスで「南海放送賞」(パフォーマンスの評価がトップの高校に贈られます)を受賞しました。
おめでとうございます。








そして、三連覇を成し遂げた松本蟻ヶ崎高等学校(長野県)の皆さん圧巻でした。

地区予選の結果(まさかの2位通過)を受けて、一度白紙に戻してゼロから創りなおし、約2週間で仕上げたとのこと。

素晴らしい完成度で、選手の皆さんのチームワークの良さ、集中力の高さがうかがえます。

すごいプレッシャーだったと想像します。
本当におめでとうございます。








そして、この大会を支えている「縁の下の力持ち」高校生ボランティアの皆さんに拍手を贈ります。

今年は123名の参加があったそうです。
企画担当、物販担当、パフォーマンスの前後のセッティング担当(転換担当?)などそれぞれの役割を懸命に果たし、大会を盛りあげてくれました。

高校生の企画による、40㎝×60㎝の用紙に揮毫した「ミニ書道パフォーマンス」という展示もあり、たくさんの作品が集まり、こちらも見ごたえがありました。






ボランティアの皆さん、本当にお疲れ様でした。


「書道パフォーマンス甲子園」があまりにも素晴らしいので、長々と熱く語ってしまいました。


医療ボランティアは、病人や怪我人もなく無事に終了。

書道パフォーマンス甲子園は当院の夏の風物詩になりました。


今大会の総集編が、南海放送テレビにて下記の日時で放送されます。
2022年9月4日(日) 15:00~16:00

興味を持たれた方、是非ご覧になってください。
そしてみんなで「書道パフォーマンス甲子園」を応援しましょう!!

【 写真提供:書道パフォーマンス甲子園実行委員会 】


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