生体腎移植

「腎臓提供者(ドナー)について」

【Q1】血縁でなくても腎臓を提供できるのですか?
原則として親族間(6親等以内の血族と3親等以内の姻族)での生体腎移植が行われています。
【Q2】高齢や幼少でも腎臓を提供できますか?
日本移植学会の倫理指針では未成年者も16歳以上についてはドナーになれるとされています。
しかし、本人の自発的な意思であり、強制されたものではないことが十分に担保されなければならないことは言うまでもありません。
一方、年齢の上限は定められていません。
高齢の方であってもお元気であればドナーになれます。当院での最高齢ドナーは83歳でした。
【Q3】血液型が違っても、腎臓を提供できますか?
できます。
「A→O、B→O、AB→O、AB→A、AB→B、A→B、B→A」の場合、「血液型不適合」といいます。
血液型不適合移植はすでに国内で1,000例以上行われており、生体腎移植全体の23%をしめています。
近年では、移植腎生着率は1年96%、5年90%と通常の生体腎移植と変わらない成績です(ABO不適合腎移植委員会アンケート2007)。
【Q4】臓器提供して腎臓が1つになると、どんな合併症が起きますか?
腎臓には予備能が十分にありますので、基本的には何も起こりません。
長期的には、いわゆる生活習慣病の管理をきちんとすることが重要です。
食事、運動に気をつけて生活習慣病にならないよう、より健康的な生活を心がけることが大事です。
【Q5】腎臓を提供するための検査や腎臓摘出の費用はどれくらいかかりますか?
ドナーの検査代、入院費用と手術代は、レシピエントの保険で支払われます。
そのためドナーの方の医療費負担はまったくありません。
【Q6】生体腎移植の腎臓提供者はどのような手術を受けるのですか?
現在、当院では腹腔鏡補助下による、約8cm程度の小さな創から腎臓を摘出しています。
手術日翌日から歩くことができ、術後5~7日ほどで退院できます。
手術後の傷痕は、ほとんど目立ちません。

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